ヤマシャクヤク(山芍薬)

我が家では、春になると鉢植えのヤマシャクヤク(山芍薬)、丸みのあるかわい白い花が咲きます。鉢植えのため花の個数が少ないので、少しづつだが増やしていき、今は3鉢に増えました。もう3鉢増やしてから、大きな鉢にまとめて植えたら、ヤマシャクヤクの花が咲いたときのことを想像すると、見ごたえがあって素晴らしいだろうと思います。


そこで今回はヤマシャクヤクの育て方などについていろいろと紹介したいと思います。

 

 


ヤマシャクヤクについて


多年草、山中の明るい林の中に生えます。高さ30から50センチメートル。茎頂に白い花を一輪つけます。花が終わって、果実は秋に黒い種が裂開します。

 


ヤマシャクヤクの育て方


 深山の林の中に生える日陰植物なので一年を通して、強い日差しは避けた方がいいでしょう。成長期の直射日光は葉焼けを起こすので気を付けてください。芽出しのころから花後までは、明るい日陰か30~50%程度に遮光した所に置きましょう。梅雨のころからは、50%の遮光下に置き、ゆるく風の流れる場所で管理します。暑い日が続く夏からは、葉焼けが始まるので75~90%の遮光下の所に置きます。秋には再び50%の遮光下に戻します。休眠したら強く風が当たらない所でゆっくりと冬を越させます。
庭植えの場合は、ゆるく風の流れる木の陰に植え込むと良く育ちます。

 


水やり


多湿、乾燥もも嫌います。一年を通して夏は夕方、それ以外は朝一回水やりします。

 


肥料


肥料を好み、肥料が開花のポイントといえるでしょう。
植え込む時に、根のまわりに元肥を数粒入れる。芽出しを確認して葉が開き始めたら置き肥をします。春の花後と秋の2回行ないます。成長期の春と秋の2回液体肥料を2週間に一回行うと効果的です。

 


鉢植え


塊根が大きいので、鉢も大きめの物が適切です。深めの鉢、用土は水もちと通気性の良い物がいいです。(赤玉土鹿沼土)5対5配合します。根詰まり防止のために小粒の軽石を1割まぜて用土を作ります。

 


植え付け植え替え


植え込んだ翌年は、株が成長期に入るので十分な花見られないです。植え替えは2年に1回します。植え替えの時期は9月終り~10月半ば頃までに行ないます。

 


増やし方


株分けは、植え替えの時に根茎に芽が増えている物は株分けをさます。太い根茎は切る、
切り口には殺菌剤を塗って植えます。

 

 

以上、ヤマシャクヤクの紹介でした。

いかがでしたか?皆さんも育ててみてはいかがでしょう。


種を付けると根茎はかなり衰弱するので、種を取らない時は、花が咲き終わった後、花の部分を切り取りましょう。